「ホラショパのタワゴト」

■今日は何の日
▼東京・青山にわが国初のボウリング場開場(1952),▼マカオ、中国に返還(1999),▼アメリカがパナマに侵攻(1989)

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■おんがく日めくり
ピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン没(1887〜1982)

Photo by Eva Rubinstein/BMG Classics
幸福な音楽は、円満な人柄から?

 芸術家、特に天才と言われるような芸術家には奇人変人が多いものですが、中にはそれに当てはまらない人もいます。たとえばポーランド出身の20世紀を代表するピアニスト、アルトゥール・ルービンシュタイン。彼の演奏は明朗かつ健康的で、「これぞピアノの音!」という美しい音色とあいまって、聴く者すべてを幸福な気持ちにしてくれます。

 そんなルービンシュタインも、若い頃にはなかなか批評家に認められず苦労しました。彼は天賦の才ともいうべき優れた技巧を持っていましたが、技巧にまかせてその時の気分で演奏してしまうというクセがあったのです。情熱的でスリリングなその演奏は一般の聴衆には熱狂的に支持されましたが、専門家たちは「もっときちんと勉強すべきだ。」と非難しました。最初のうちはそんな非難の声には耳を貸さなかったルービンシュタインも、歳を重ねるにつれ次第に自分の欠点を自覚しはじめ、それを直すための努力をするようになりました。その結果彼の音楽は欠点のない、完全無欠な芸術となったのです。

 ルービンシュタインはまた、私生活においても非常にバランスのとれた人でした。絵画のコレクターで美食家でワイン通で、9カ国語を自在に操る知性の人…。そんな彼のピアノが幸福感に満ちていたのは、当然と言えば当然のことでしょう。充実した生を生きた彼は89歳まで現役であり続け、引退後も悠々自適の余生を送り、95年の長きにわたる人生をまっとうしたのでした。

ショパン:幻想即興曲演奏 アルトゥール・ルービンシュタイン

    作曲 Chopin 1999 BMG Entertainment

  CD『アルトゥール・ルービンシュタイン大全集(99年12月23日発売)』より
   THE ARTHUR RUBINSTEIN COLLECTION: A LIFE IN MUSIC
   BVCY-34009〜34100[完全限定直輸入盤]
   発売:株式会社BMGファンハウス
   This recording is permitted to perform by the courtesy of BMG FUNHOUSE .
   この演奏の試聴は、(株)BMGファンハウスのご厚意により許可されております。

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、【科学】宝石のような新鉱物、愛媛で発見
□3つ貳生物:栄養吸収、極めてゆっくり…海洋機構解明
■長周期地震動、27階は家具すべて転倒 高層ビル実験
っ坐如В隠横飢年前の銀河に 愛媛大と京都大、世界で初確認
ア「花咲かホルモン」イモも作る 奈良先端大「ジャガイモ増産の可能性」
Βイネの開花たんぱくでジャガイモ成長 奈良先端大
БF爾箘 ̄製造の電力、3割削減 同志社大が技術開発
│8吸収100倍の太陽電池を岡山大が開発 生活排熱で発電も
■ニッケル使った燃料電池開発、従来品より安価に
■黄色い声、チンパンジーは理解…人間は?

、【科学】宝石のような新鉱物、愛媛で発見
 エメラルドのような緑色に輝く新種の鉱物を愛媛大などの研究チームが愛媛県で発見した。角閃石(かくせんせき)の一種で「愛媛閃石」(学名・エヒメアイト)と命名した。国内で見つかった新鉱物では最上級の美しさという。

 愛媛大の皆川鉄雄准教授らが同県新居浜市にある東赤石山のクロム鉱床で発見。今年6月、国際鉱物学連合から新鉱物と認定された。光沢のある緑色の柱状結晶が特徴で、結晶は最大で長さ約1・5センチ、幅約5ミリ。

 分析を担当した東大物性研究所特任専門職員の浜根大輔博士は「世界中の新鉱物を見ても近年、これほど結晶が大きくて色鮮やかなものはない」と話す。さらに大きな結晶が見つかれば、宝石に加工できる可能性もあるという。

 角閃石はありふれた石で、地球表面を覆う地殻の主成分の一つ。120以上の種類があり、成分によって無色や黄、黒などさまざまな色がある。クロムを主成分とするタイプは愛媛閃石が初めて。クロム鉄鉱と地下の熱水が反応して生まれたとみられ、クロムを多く含んだためエメラルドグリーンの輝きになった。

 新鉱物の名称に使われた都道府県名は東京、大阪、千葉、滋賀、岡山、新潟の例がある。(長内洋介)

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□3つ貳生物:栄養吸収、極めてゆっくり…海洋機構解明
 栄養源の乏しい海底下の地層内の微生物は、地上の種と比べて極めてゆっくり栄養を外部から取り込んで生きていることを、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の諸野(もろの)祐樹主任研究員らが確かめ、11日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。地球深部探査船「ちきゅう」が青森県沖の太平洋で、水深1180メートルの海底を掘削し、海底下約219メートルから採取した約46万年前の地層内の微生物を調べた。謎に包まれた海底下の微生物の代謝の仕組みが分かったのは世界初という。

 諸野さんらは、地層から微生物をふるい分け、栄養となるブドウ糖や酢酸、アミノ酸などを与えた。その結果、採取した微生物の7割以上が栄養を取り込んでおり、生存を確認。取り込む量は1日平均1京分の1グラムで、大腸菌の10万分の1しかないことが分かった。

 また、ブドウ糖など高いエネルギーを生む物質を与えた時しか増殖できず、栄養が少なくてもそれぞれの微生物が「長生き」しているとみられるという。採取場所は地中深くで水圧も高いため、微生物が土の中を移動するのは難しい。このため地層ができた当時から、同じ場所で代替わりしつつ生息してきたと推察される。

 計測には、小惑星イトカワの元素分析など物質の組成を調べるのに使う高性能質量分析計「ナノシムス」を使用。大きさ0・5〜1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)の微生物一つ一つが体内に取り込む栄養の量を、観測画像から元素ごとに見積もることができる。

 稲垣史生(ふみお)グループリーダーは「栄養の乏しい環境に適応して生き延びてきたと考えられる。我々が全く知らない生存戦略があるのだろう」と話している。【野田武】

毎日新聞 2011年10月11日 21時17分

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■長周期地震動、27階は家具すべて転倒 高層ビル実験
 防災科学技術研究所は7日、兵庫県三木市の「実大三次元震動破壊実験施設」(E―ディフェンス)で高層ビルを模擬した建物をゆっくり大きく揺らす実験を公開した。6階に相当する部分の家具は一つも倒れなかったが、27階相当の部分では本棚や食器棚がすべて倒れた。同じ建物でも低層と高層で被害の差が大きく、対策が必要なことが明らかになった。

 建物をゆっくり大きく揺らす震動は「長周期地震動」といわれる。発生が懸念される東海地震のように海に震源を持つ海溝型地震で観測される。震度が比較的小さくても高層ビルに大きな被害が出るとされている。

 防災科研の研究グループは積層ゴムやコンクリート板を組み合わせ、高層ビルの揺れを再現できる建物を造った。6階相当と27階相当の部分に同じように家具を置き、E―ディフェンスの震動台に載せて最大震度5弱の地震波を入力。約11分にわたって揺らした。

 6階部分の計測震度は5強だったが、27階部分は6弱に揺れが増幅。家具の転倒など目に見える被害の差は震度の差以上に大きかった。

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っ坐如В隠横飢年前の銀河に 愛媛大と京都大、世界で初確認
 愛媛大と京都大などの研究者でつくるチームは6日、米ハワイ島のすばる望遠鏡を使って、125億年前の銀河に炭素が存在していたことを世界で初めて確認した、と発表した。他のほとんどの元素の後に誕生するとされる炭素の存在確認が、従来より10億年さかのぼった。ビッグバンと呼ばれる宇宙誕生(137億年前)から12億年後にほとんどの元素が存在していたことが分かり、生命誕生のルーツにつながる発見として注目を浴びそうだ。

 欧州の天文専門誌「アストロノミーアンドアストロフィジクス」に掲載された。

 炭素が確認されたのは、現在最も遠くで見つかっている電波銀河「TN J0924−2201」。炭素を示す微弱な放射線を、すばる望遠鏡による可視分光観測でとらえた。

 チームは、愛媛大大学院理工学研究科の松岡健太さんが中心。谷口義明・同大宇宙進化研究センター長は、「元素がどのように生成されたかを知り、生命誕生の秘密にもつながる重要な発見」としている。【津島史人】

2011年10月6日

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ア「花咲かホルモン」イモも作る 奈良先端大「ジャガイモ増産の可能性」
 植物が花を咲かせる上で重要な働きをする「花咲かホルモン」(フロリゲン)をジャガイモの遺伝子に組み込むと、花だけでなく、地中の茎でジャガイモを作ることを奈良先端科学技術大学院大の島本功教授(植物分子遺伝学)らの研究グループが世界で初めて発見した。25日付(現地時間)の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 島本教授はスペインの研究グループとともに、イネのフロリゲンを遺伝子組み換え技術でジャガイモに導入。日照時間を長くして通常はジャガイモができない環境条件で生育させた結果、地中の茎に多くのジャガイモが成った。さらに、地上部の茎では花も咲き、地下茎でも花芽が形成されたという。

 今回の発見で、イネのフロリゲンが花を咲かすだけでなく、植物によっては花以外の器官を作る機能を持つことも明らかになった。

 島本教授は、フロリゲンの研究が今後さらに進んだ場合は「ジャガイモ増産の可能性がある」とし、将来的には農産物の改良も期待できるという。

 島本教授はこれまでにフロリゲンが花を咲かせる仕組みを解明し、開花時期の変更に成功している。

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Βイネの開花たんぱくでジャガイモ成長 奈良先端大
 奈良先端科学技術大学院大の島本功教授らは、イネの開花を促すたんぱく質がジャガイモの成長を促す働きをすることを見つけた。植物によって開花を促すたんぱく質は多少異なる。相性のいい組み合わせを見つければ、食糧や燃料となる植物の増産などに役立つ可能性があるという。英科学誌ネイチャー(電子版)に26日掲載される。

 植物には開花を促すたんぱく質「フロリゲン」がある。研究チームはイネのフロリゲンの遺伝子をジャガイモに組み込んだ。通常ならばできない環境でもイモをつけた。

 入れた遺伝子によって葉で作られたフロリゲンは茎を通り、その端でイモの形成を促していた。以前からイモを作るたんぱく質の存在は指摘されており、それが開花を促すフロリゲンだと分かった。ただジャガイモがもともと持つフロリゲンを増やしてもイモはあまり育たなかった。詳細な仕組みはわかっていない。

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БF爾箘 ̄製造の電力、3割削減 同志社大が技術開発
 同志社大は20日、銅や亜鉛などの金属を鉱石から取り出す製錬に必要な電力量を2、3割減らせる技術を開発したと発表した。この技術を世界中の亜鉛生産に使うと、年間で原子力発電所5基分の節約になるという。携帯電話などの「都市鉱山」からコバルトなどの希少金属(レアメタル)を回収するのにも使える。

 同大の盛満正嗣(もりみつ・まさつぐ)教授(電気化学)らは、電気分解を利用する製錬法の一つ「電解採取法」を改良した。

 粉々に砕いた鉱石から金属を水に溶け出させ、その水溶液に電圧をかけると、マイナスの電極(陰極)に目的の金属だけがくっつき、プラスの電極(陽極)では酸素が発生する。この陽極の表面にイリジウムなどの化合物の薄い層をつくると、必要なエネルギーを10分の1以下に減らすことができた。その結果、必要な電力量が銅で29%、亜鉛で18%減った。

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│8吸収100倍の太陽電池を岡山大が開発 生活排熱で発電も
 光の吸収率が従来のシリコン製の100倍以上の太陽電池を、岡山大大学院自然科学研究科の池田直教授のチームが「グリーンフェライト(GF)」と名付けた酸化鉄化合物を使って開発している。

 この太陽電池はこれまで吸収できなかった赤外線も発電に利用できる可能性がある。池田教授は「赤外線は熱を持つものから出ている。太陽光以外に、火を扱う台所の天井など家中、街中の排熱でも発電できるかも」としており、2013年の実用化を目指す。

 GFは粉末状で、土台となる金属に薄く塗る。1キロワット発電する電池を作るコストは約千円が目標で、約100万円かかる従来のシリコン製に比べて大幅に安い。パネル状になっている従来型では難しい曲げ伸ばしができ、煙突や電柱に巻き付けるなど設置場所は幅広い。

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■ニッケル使った燃料電池開発、従来品より安価に
 九州大工学研究院の小江(おごう)誠司教授(触媒化学)らの研究チームが、ニッケルとルテニウムによる分子触媒を使った燃料電池の開発に成功した。

 実用化されている白金(プラチナ)触媒を使った場合の25分の1の発電能力を確認。高価な白金に代わる触媒として期待できるという。12日付のドイツ化学会誌「アンゲバンテ・ケミー」の電子版に掲載された。

 燃料電池は水素と酸素を使って電気をつくる。通常は、水素から電子を取り出して反応を促進する触媒に白金を使うが、資源量が少ないため、より安価な材料が求められている。

 研究チームは、水素から電子を取り出してエネルギーにしているバクテリアの体内にある酵素「ヒドロゲナーゼ」に注目した。2008年にニッケルとルテニウムを組み合わせ、酵素と同じ機能を持つ分子をつくることに成功。今回、この分子が燃料電池に使えることを確認した。小江教授は、白金に比べ触媒の価格は10分の1以下になると説明。「分子構造を改善すれば発電能力も向上する。自動車の動力源として使えるようにしたい」と話している。
(2011年9月13日14時46分 読売新聞)

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■黄色い声、チンパンジーは理解…人間は?
 若い女性や子どもの甲高い声を「黄色い声」と表現するように、チンパンジーも音に色のイメージを結びつける“表現力”を持つことが、京都大霊長類研究所の松沢哲郎所長らの実験でわかった。

 霊長類の中で人間だけが言葉を獲得した秘密に迫れる可能性があり、近く米科学アカデミー紀要電子版に発表する。

 松沢所長によると、「高音は明るい」「低音は暗い」といった音に対する色のイメージを持つことを人では共感覚的知覚と呼ぶ。

 実験では、数字などを認識できる天才チンパンジーの「アイ」などメス6頭と男女33人に、モニター画面上であらかじめ白色と黒色の正方形を左右に一つずつ配した静止画像を見せる。

 その後、一瞬だけ画面中央部に白か黒の正方形を映し、同じ色を左右の画像から選択させる際、「ピーッ」という高音か、「ブーッ」という低音を流した。

 この実験で、「白」を示した時に高音、「黒」を示した時に低音という共感覚に沿った音を流すと、その逆の場合よりチンパンジーの平均正答率は3ポイント近く上がった。人でも共感覚に沿った音を流すと、正答までの反応時間が速くなった。
(2011年12月6日8時45分 読売新聞)

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