「ホラショパのタワゴト」

■今日は何の日
▼中島飛行機設立(1931),▼上野・地下道の浮浪者2500人一斉収容(1945),▼衆院選で初の政見放送(1969),▼ウクライナのチェルノブイリ原子力発電所閉鎖(2000)

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■おんがく日めくり
ジャズ・トロンボーン奏者、作曲家、バンド・リーダーのグレン・ミラー没(1904〜1944)
 グレン・ミラーは、コロラド大学卒業後、ベン・ポラックにトロンボーンとアレンジの才能を認められ、彼の楽団に加わってシカゴに行きます。そこでベニー・グッドマンらジャズ・メンたちと交友を深め、本格的にジャズを志すようになりました。1928年、ニューヨークでフリーとなり、ミュージカルの伴奏などを経て、アレンジャー、トロンボーン奏者として活躍。1932年になるとドーシー・ブラザーズ楽団で演奏、1937年には自分のバンド、グレン・ミラー楽団を結成します。同楽団は、ミラーの編曲による「サンライズ・セレナーデ」、そしてミラー自身の作・編曲による「ムーンライト・セレナーデ」の大ヒットをきっかけに、ベニー・グッドマン、トミー・ドーシーをしのぐ人気楽団となります。ミラー楽団は、サックス・セクションをクラリネットでリードする独特のスイートなサウンドと、ノリのよいスイング感で、ビッグバンド・ジャズの黄金時代を築きました。ところが1942年、ミラーは突然バンドを解散して空軍に志願。空軍バンドの指揮者としてヨーロッパ戦線の将兵慰問に飛び回りますが、1944年12月軍用機でパリに向かう途中、消息を断ってしまいます。彼の40年の生涯は1954年に『グレン・ミラー物語』として映画化されています。

ムーンライト・セレナーデ作曲:Willer Glenn Miller 1998 YAMAHA CORPORATION

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、G樟まひ児、臍帯血で治療 高知大、国内初の臨床研究へ
□J射線治療、半数が照射足りず 前立腺がん
■医療&健康ナビ:膀胱尿管逆流症 接合部の形状異常で尿が逆流。尿路感染や腎炎をあ世界の糖尿病、3億人超
ア8福学入門:/11 油断できない口腔がん=山根源之

、G樟まひ児、臍帯血で治療 高知大、国内初の臨床研究へ
 早産で脳性まひになった子どもに、出産時にへその緒から採った自分の臍帯血(さいたいけつ)を点滴して運動機能の改善をめざす臨床研究を、高知大が来春にも始める。臍帯血は主に白血病の治療に使われていて、脳性まひの治療に試みるのは国内で初めて。今後、人工多能性幹細胞(iPS細胞)などと同様に幹細胞の供給源としても注目を集めそうだ。

 先天性の脳性まひは約1千人に2人(0.2%)の割合で発症する。母体内で脳が何らかのダメージを受け、体の動きや話し方に障害が出るといわれる。ただちに生命に危険が及ぶわけではないが、根本的な治療法はなく、対処はリハビリが中心になっている。

 研究は、早産の危険が差し迫っているケースが対象。妊娠33週ごろ、帝王切開で産む際に赤ちゃんの臍帯血を採って保存する。半年ほどして脳性まひと診断された段階で臍帯血を点滴する。計画は今月、厚生労働省が承認した。

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□J射線治療、半数が照射足りず 前立腺がん
 早期前立腺がんの放射線治療を受けた患者の半数が、根治に必要とされる放射線量を照射されていないことが大阪大などの調査でわかった。病院の規模が小さいほど照射不足の傾向が強く、専門医らの不足が一因と考えられる。

 早期の前立腺がんは70シーベルト以上という大量の放射線を照射すれば根治が可能だ。ただこの線量では直腸粘膜の出血など重い副作用が起こる危険があるため、高度な照射技術が必要となる。

 手島昭樹大阪大教授(医用物理学)らの研究チームは2003〜05年、前立腺がんの放射線治療を実施している全国の大学病院とがんセンター、それ以外の国公立病院を病院規模でそれぞれ2群にわけ、無作為に病院と患者を抽出して照射線量を調べた。

 約400人を調べた結果から照射量の全国的な傾向を推定すると、平均照射量は68シーベルトで、患者の半数以上が根治に必要な照射を受けていないとわかった。

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■医療&健康ナビ:膀胱尿管逆流症 接合部の形状異常で尿が逆流。尿路感染や腎炎を…
 ◆膀胱尿管逆流症 接合部の形状異常で尿が逆流。尿路感染や腎炎を引き起こします。
 ◇保険適用で内視鏡手術普及

 6月の夜、福岡市の母親(35)は、幼稚園に通う5歳の娘が40度の高熱を出していることに気付いた。娘は腹痛も訴えていた。かかりつけの病院の夜間外来を受診した結果、腎臓が細菌に感染する腎盂腎炎(じんうじんえん)と診断された。

 女児は昨年8月にも腎盂腎炎にかかったことがあった。その時は抗生剤でいったん症状は治まったが、母親は退院後も娘の頻尿や尿の濁りが気になっていた。

 わずか10カ月での再発。九州大病院(福岡市)で詳しく調べたところ、小児特有の「膀胱(ぼうこう)尿管逆流症」と分かった。レントゲン検査で、膀胱と右腎をつなぐ尿管にはっきりと逆流が認められたのだ。

 通常、腎臓でこされた尿は尿管を通って膀胱へと流れていく。尿管は膀胱の壁を斜めにくぐってつながっている。排尿時に膀胱内の圧力が高まると、尿管が自然と圧迫されて閉じ、逆流を防ぐ仕組みだ。

 ところが逆流症の場合、尿管が膀胱壁と垂直に近い角度でつながっているため、圧力がかかっても尿管が閉じにくい。膀胱に尿がたまるたびに尿管へと逆流してしまい、尿路感染や、この女児のように腎臓にまで感染が達して炎症を引き起こす恐れが高まる。
 ◇高い小児の有病率

 逆流症の有病率は決して低くない。青木勝也・奈良県立医大泌尿器科助教によると、小児100人中1〜2人前後に逆流症が認められるという。さらに、尿路感染を発症した0〜1歳児の70%、4歳児の25%が逆流症を原因としていた。

 逆流症は進行度に応じてグレード1〜5に区分けされる。軽症のグレード1や2だと、抗生剤投与によって症状は治まる。経過観察しているうちに逆流症が自然に消えることもある。

 ただ、抗生剤で症状が治まった場合でも完治したわけではなく、再発のリスクと隣り合わせだ。危険なのは尿路感染の繰り返しが腎臓を傷つけること。米国の調査によると、尿路感染1回で腎臓に傷が付くリスクは5%。2回だと10%▽3回15%▽4回35%▽5回59%−−と増える。腎臓の傷が増えれば腎機能低下に直結し、慢性腎不全に陥る恐れもある。

 青木助教は「発熱や腹痛の訴えから逆流症をすぐに疑うのは難しい。しかも抗生剤でいったん症状は治まるので、気を付けて見ないと発見が遅れがち。保護者も小児科医も注意が必要だ」と指摘する。
 ◇投薬、開腹手術も

 従来、治療には投薬と開腹手術があった。開腹手術は、膀胱を開いて内壁の粘膜下にトンネルを作り、そこに尿管を縫い付ける。1回の手術でほぼ100%治るが、問題は患者負担。へそ下に切開痕が残る上、約3週間の入院が必要で、付き添う保護者の負担も大きかった。

 第3の治療法として普及しつつあるのが、昨年10月に保険適用された内視鏡手術だ。膀胱内に内視鏡を入れ、尿管との接合部の筋肉にヒアルロン酸などの化合物を注入してこぶを作る。これが弁の役割を果たして逆流をせき止める。手術痕は残らず、3日前後の入院で済む。1回で完治する確率は開腹手術よりやや劣るが、効果を高めるための再手術も容易だ。

 6月に九州大病院で逆流症と診断された女児も同月下旬に内視鏡手術を受けた。グレード2だった逆流は消え、尿の濁りや頻尿もなくなった。母親は「兄弟もいるので長期入院は避けたかった。体への負担も軽く済んで良かった」と喜ぶ。

 九州大病院では6月以降、計10人に内視鏡手術を実施した。今のところ全員、発熱などの再発は見られないという。木下義晶・小児外科准教授は「内視鏡手術で治療の選択肢が広がった。保険適用を機に症例が増え、治療成績はさらに向上していくのではないか」と語る。【阿部周一】

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 ◇膀胱尿管逆流症

 膀胱に尿がたまった時や排尿時に、尿が尿管や腎臓へと逆流する病気。ほとんどが膀胱と尿管の接合部の先天的な形状異常が原因。尿道から入った細菌によって尿路感染や腎炎を引き起こすケースが多いため大半は小児期に見つかる。主な症状は、発熱▽背中や腰の痛み▽嘔吐(おうと)▽尿が臭う▽尿が濁る▽倦怠(けんたい)感−−など。

毎日新聞 2011年11月27日 東京朝刊

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あ世界の糖尿病、3億人超
 世界の糖尿病患者が今年、3億人を突破し、3億6600万人になったとの推計を国際糖尿病連合(IDF、本部・ブリュッセル)が発表した。特に中国や日本を含む西太平洋地域での増加が顕著で、患者数は成人人口の8・5%に当たる1億3190万人、糖尿病に起因する疾患による死者は死亡全体の15%を占めているという。

 国別の患者数は中国が最多で9千万人。次いで、インドの6130万人、米国の2370万人。日本は1070万人で、世界で6番目に多い。

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ア8福学入門:/11 油断できない口腔がん=山根源之
 口の中にできるがんを口腔(こうくう)がんと呼びます。日本人に多い胃がんや肺がんに比べると、かかる人が少ないので目立ちませんが、高齢化に伴いがん患者が増える中、口腔がん患者も毎年増えています。

 口腔がんは、歯を除く口腔のすべての組織に見られます。口腔がんの中では、舌がんが最も多く、歯肉、頬粘膜、口底、口蓋(こうがい)、口唇そして歯を支える顎骨(がっこつ)にもできます。大小の唾液腺からも唾液腺腫瘍が発現し、がんも混じっています。また、胃がんや肺がんなどが口腔内に転移する場合もあり、油断できません。

 狭い口の中では各組織の粘膜は連続していますので、がんが進むと隣の組織に広がります。歯肉にできたがんは頬や口底へ、さらに舌にも広がり、歯肉に覆われている顎骨の中へも入っていきます。また、口腔がんは、初めてできた部位の大きさにかかわらず、頸部(けいぶ)のリンパ節や肺などに転移することがあります。

 進行したがんは治療範囲も大きくなり、食べる、飲み込む、話すなどの口腔機能が著しく損なわれます。さらに、顔貌も変わり、精神的負担が加わります。

 皆さんは洗顔時に鏡に映る自分の顔を、歯磨きの時には口を見るでしょう。しかし、口の奥まではのぞかないものです。口腔がんは直視でき、指で触ることができるのに、残念ながら早期に発見されないことが多いのです。

 口の中にがんができることを知らないと、がんの初期は痛みがないため気付くのが遅れます。歯肉がんで変化に気づいても歯周病と思い、粘膜が腫れて義歯で傷がついても義歯のせいにしてしまいます。舌がんでは、舌が腫れて話しづらくなり、食べにくくなってから異常に気付きます。

 口腔ほど毎日の生活でいろいろな刺激を受ける場所はありませんが、傷ついても治りやすく、たくましい組織です。だからこそ良いときも、ちょっと悪いときも口の中をのぞき、色の変化や腫れなどが見られたら放置しないでください。2センチ以下の早期口腔がんは、がんが治った場合は、治療開始から5年後の生存率が90%以上です。早期発見、早期治療が重要です。(やまね・げんゆき=東京歯科大名誉教授)=次回は12月19日掲載

毎日新聞 2011年11月28日 東京朝刊

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