短歌

16年度作品

咲き盛るみやまおだまき風の中 花とたはむれ蝶愛らしき  豊子

ひとつとや遊び過ごしし君はさぞ みなを気づかひ旅立たれけむ  豊子

進学に希望(ゆめ)ふくらみて雛飾る 孫の微笑み春に花添ふ  豊子

雪が舞う被災の地にも除夜の鐘 おだやかなるや年あらたまる  豊子

追悼のともし火ゆれ折被災から 10年たちて涙あらたに  豊子

眼を病みて癒えるを信じ北陸路 通う列車の窓に十五夜  豊子

古の戦火逃れて渡岸寺に ニョツキッと立ちます国宝観音  豊子

みどり子の薄き縁に50年 供養納めて心あらたに  豊子


15年度作品

短歌はこれから勉強をしたいと思っています。

ものぐさの梧桐先生にときどき添削をしていただいています。

秋の日の落ちやすくして帰る子の
          あとにゆれゐるブランコひとつ 豊子

痴呆なる婆の手おとり風のむた
          幼子いざなふ桜散る辺に  豊子

花ひとつたおりてくれし人ありて
           心ときめく乙女のやうに  豊


世のなべて忘れた妻のひとりごつ
          雪降りいで共にハミング  豊子

この歌は八重子のハミング を読んでその感想です


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