2.家族について

家族とは、一つ屋根の下で暮らしている「群れ」を意味する。

ならば今は夫と二人きり。新婚当時と同じ人数である。違いと言えば、顔に増えたシワの数と、思い出が一杯になった事かな。

子供は娘が独りで、結婚し、東京で夫君の親御さんと暮らしている。もうすぐ三つになるチビ君も一緒に。

1人っ子で、我がまま一杯に育ててしまったのに、あちらでは10人で共に暮らしているのだ!

私の場合、母が近くに住んでいる。その為、なんだかんだと用事を作っては母に甘えて“盲人ガイド”をしてもらっている。

あと、市内ではあるが、かなり遠くに暮らしている兄がいる。そして、もっと遠くに父が暮らしている。遠すぎて父には会えない。
なぜなら、雲よりも高い、ずーっと上の方だからである。

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